- 作業療法士1年目だけど辞めたい……
- 自分には向いてなかったのかな
念願の作業療法士になったとはいえ、このように悩むこともありますよね。
特に以下のような場面では、「今のままでいいのか」と悩むのも自然なことでしょう。
- 業務内容が思っていたのと違った
- やりがいを感じない
- 上司や同僚と合わない
- 労働環境が思ったより悪かった
とはいえ、「今すぐに作業療法士を辞める」といきなり結論づけるのはおすすめできません。
以下のような行動を取り、それでも難しければ第二新卒枠で作業療法士以外の職種を目指しましょう。
- 原因が「作業療法士」か「職場」かを考える
- 上司や同僚に相談する
- 学生時代の友人に相談する
- とりあえず1年はやってみる
- 作業療法士で別の職場に転職する
この記事を書いた僕の妻は作業療法士ですが、「患者さんが少なく、仕事にやりがいがない」と悩んで転職を決意。
社会人3年目にデイサービスへの転職に成功し、リハビリに喜びを感じながら楽しく働いています。
そんな妻の経験も交えながら、作業療法士を1年目で辞めたいと思う原因とできることについて詳しく解説します。
最後まで読むと、あなたが今とるべき行動がわかりますよ!
後藤迅斗(じんと)
- 上司からパワハラ→うつ病→復活5年目
- X(Twitter):フォロワー1.2万人
- メンタル心理カウンセラー資格所持
- オンライン相談で120人以上の悩み解決
- 妻は作業療法士で転職経験あり
作業療法士1年目が辞めたいと感じる主な原因
最初に紹介したように、作業療法士1年目が辞めたいと感じる主な原因は以下の4つです。
- 業務内容が思っていたのと違った
- やりがいを感じない
- 上司や同僚と合わない
- 労働環境が悪い
詳しく見ていきましょう。
原因①:業務内容が思っていたのと違った
入職前の説明と実際の業務内容が違った。
実習先で行っていた場所への就職でなければ、こうしたギャップに悩む人は多いものです。
加えて、実習は期間限定だったので乗り切れたものの、半年以上働いてみて「このまま作業療法士で働き続けて大丈夫かな……」と感じる人もいます。
長く働いてみてはじめて、気づくこともありますからね。
原因②:やりがいを感じない
以下のような状況が続くと、やりがいを感じず苦しくなります。
- 雑用しか任せてもらえず、成長できている実感がない
- 職場が忙しく、上司から業務をまったく教われない
- 患者、利用者の数が少なく、リハビリの経験を積めない
「このままでいいのか」と不安になり、辞めたくなるのも無理はないでしょう。
僕の妻も、転職前の職場で「スタッフ全員がやることなくて困ってる」と言ってました。
原因③:上司や同僚と合わない
「上司や同僚と合わない」というのも、よくある悩みのひとつです。
- 上司からパワハラ、セクハラを受けている
- 同僚から無視されるなど、職場いじめのターゲットにされている
- 職場の雰囲気と自分の性格が合わず、話せる人がひとりもいない
このような状況が続くと、「作業療法士を辞めたい、しんどい」と感じずにはいられないでしょう。
特に「職場の雰囲気と自分の性格が合わない」といった状況だと、相談できる人もおらず、ひとりで抱え込みがち。
「自分が悪いんだ」と責め続けるようになり、最悪ですと体調を崩してしまうかもしれません。
僕は以前メーカーに勤めていましたが、会社の雰囲気と性格が合わずにひとりで悩み、うつ病で休職しました……。
原因④:労働環境が悪い
入職してみて「思っていた労働環境と違った」と感じることもあります。
- サービス残業など、労働基準法違反が当たり前
- 医療ミスを隠ぺいしている
「おかしい」とモヤモヤし、罪悪感を感じながら働く。
こんな状況が続くと、以下のいずれかの状況になりかねません。
- 心が悲鳴をあげて、体調を崩してしまう
- 心を押し殺して、ブラックな環境に性格が染まる
悔しいですが、優しい人ほど前者になりがちです。
作業療法士1年目が辞めたいと思ったときにできること
とはいえ、「作業療法士1年目がいきなりOTを辞める」というのはおすすめできません。
今から紹介する5つのことを行い、それでも難しければ他の職種に転職しましょう。
- 原因が「作業療法士」か「職場」かを考える
- 上司や同僚に相談する
- 学生時代の友人に相談する
- とりあえず1年はやってみる
- 作業療法士で別の職場に転職する
できること①:原因が「作業療法士」か「職場」かを考える
作業療法士を辞めたいと思う原因が、以下のいずれなのかを考えましょう。
- 作業療法士という仕事そのもの
- 上司や労働環境などの職場
先ほど紹介した4つのいずれかに当てはまるのであれば、「職場」に原因があります。
作業療法士そのものを辞める前に、何か対策できないか考えましょう。
ただし、「リハビリが大嫌いになった」「制服や職場を思い出すだけで涙が出る」といった場合は例外です。
できること②:上司や同僚に相談する
「業務内容のギャップ」や「やりがいのなさ」が原因の場合は、上司や同僚に相談しましょう。
あなたと同じ1年目のときに、似たような悩みを抱えていたかもしれません。
話を聞いてもらえて気持ちが軽くなるのはもちろん、先ゆく人の話を聞いてモチベーションアップにつながることもあるでしょう。
ただし、上司や同僚に相談して「早めに離れたほうがいいよ」と言われたときは、本当に離れたほうがいいです。
「辞めなかったことを後悔している」というメッセージが込められてますからね。
できること③:学生時代の友人に相談する
作業療法士を目指し、大学や専門学校でともに頑張ってきた友人に相談するのも1つの方法です。
職場は違えど、あなたと似た悩みを抱えているかもしれませんよ。
加えて、「職場以外の人から客観的な意見をもらえる」点でもおすすめできます。
例えば、パワハラが当たり前の職場で毎日働いていると「パワハラに耐えられない自分が悪い」と感じるものです。
とはいえ、職場以外の人に相談すると「それ、その職場がおかしいよ」と声をかけてくれるかもしれません。
体調を崩す前に対策できるので、健康に長く働くためにも「職場の外のつながりを持つ」ことを心がけてみてください。
できること④:とりあえず1年はやってみる
作業療法士は資格がないと働けませんし、高齢化社会で需要が高いことから「引くてあまた」です。
そのため、比較的すぐに転職できる職種だといえます。
しかしながら、1年以内の離職が続いていると「すぐに辞めそう」と思われるもの。
経験を積むためにも、可能であれば1年は同じ職場で働きましょう。
1年働けば任される仕事も増え、どんどん楽しくなるかもしれませんよ!
とはいえ、以下のようなケースは、1年以内であっても転職を視野に入れることをおすすめします。
- パワハラやセクハラを毎日受けている
- 残業時間が長く、かつ残業代が出ない
- 放置されており、仕事をまったく教えてもらえない
どれも、あなたの健康や成長にとってマイナスなことばかりです。
できること⑤:作業療法士で別の職場に転職する
1つ目で「作業療法士が原因ではない」というのであれば、作業療法士で別の職場に転職しましょう。
環境を変えることで、働きやすかったりやりがいを感じられたりするケースも多いですから。
また「転職活動をする=100%転職しなければならない」というわけではありません。
さまざまな職場を見たうえで「なんだかんだで、今の職場が1番いい」と考えるのもひとつの正解なので、外の世界を見るつもりでチャレンジしましょう。
もし転職活動をするのであれば、おすすめしたいのが「PTOTSTワーカー」の活用です。
- 「教育体制が整っている」などの条件で絞り込み検索できる
- 公開求人はもちろん、アドバイザーから非公開求人を紹介してもらえる
- リハビリ専門職に特化した転職サイトゆえに、きめ細かやかなサポートを受けられる
僕の妻もPTOTSTワーカーで転職先を決めており、とても満足しています。
特に「アドバイザーがOT出身だからこそできる、寄り添ったサポートが良かった」と言っていました。
加えて、スタッフの男女比や年齢、職場の雰囲気といった情報も詳しく教えてくれます。
無料で利用できますので、この機会にぜひ公式サイトをチェックしてみてくださいね。
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1年目で作業療法士を辞めると決めたときの行動
ここまでを読んで「作業療法士自体が合わないから、1年目で辞める」と決めたかもしれません。
最後にそんなあなたに向けて、おすすめの行動を紹介します。
- なぜ作業療法士が向いていないと感じたかを考える
- 自分の強みを知り、活かせる職種で働く
- 転職エージェントのサポートを受ける
行動①:なぜ作業療法士が向いていないと感じたかを考える
次の転職で同じように「向いていなかった……」と悩まないためにも、以下のように作業療法士でしんどいと感じた原因を考えましょう。
- コミュニケーションがうまく取れなかった
- 体力的にしんどいと感じた
- すぐに結果が出ないことがしんどかった
新しい仕事を選ぶときは「作業療法士でしんどいと感じた要素を極力取り除けるかどうか」を1つの基準にするといいでしょう。
行動②:自分の強みを知り、活かせる職種で働く
とはいえ、「作業療法士が向いていない理由」だけでは、自分に合った仕事を選ぶのは難しいもの。
「これまで褒められたこと」や「長時間やっていても苦に感じなかったこと」などを考え、強みを知るところから始めましょう。
そうは言っても
私に強みなんてないよ……
と思うかもしれません。
そんなあなたにおすすめしたいのが、僕が提供しているサービス「じんとのオンライン相談」です。
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行動③:転職エージェントのサポートを受ける
作業療法士以外の職種に転職する場合は、「転職エージェントのサポートを受ける」ことを強くおすすめします。
その理由は以下の3つ。
- 就活のエントリーシートと転職の職務経歴書では書き方が異なる
- 転職サイトには公開されていない求人(非公開求人)を紹介してもらえる
- 「自分の強みや作業療法士の経験を次の仕事にどう活かすか」など、客観的なアドバイスがもらえる
特に「新しい職種で活かせる作業療法士の経験」は、自分ひとりだとなかなか思いつかないもの。
ほとんどのサービスが無料で利用できますので、登録して客観的なアドバイスをもらいましょう。
最後になりますが、数多くあるサービスのなかから、僕が第二新卒におすすめしたい転職エージェントをピックアップしました。
この機会にぜひ、チェックしてみてくださいね!
辞めたいと悩む作業療法士1年目からよくある質問
最後に、辞めたいと悩む作業療法士1年目からよくある質問をまとめました。
まとめ:作業療法士1年目が辞めたいと悩むのはよくあること
この記事では、作業療法士1年目が辞めたいと思う原因と今できることについて解説しました。
作業療法士1年目が辞めたいと悩む主な原因
- 業務内容が思っていたのと違った
- やりがいを感じない
- 上司や同僚と合わない
- 労働環境が悪い
辞めたいと悩む作業療法士1年目が今できること
- 原因が「作業療法士」か「職場」かを考える
- 上司や同僚に相談する
- 学生時代の友人に相談する
- とりあえず1年はやってみる
- 作業療法士で別の職場に転職する
1年目で作業療法士を辞めると決めたときの行動
- なぜ作業療法士が向いていないと感じたかを考える
- 自分の強みを知り、活かせる職種で働く
- 転職エージェントのサポートを受ける
作業療法士1年目が「辞めたい」と悩むのは、決しておかしいことではありません。
原因が「作業療法士そのもの」か「職場」かを考えるところから始めて、将来後悔しない行動を取りましょう。
そのうえで「同じ作業療法士で転職しよう」と感じたら、PTOTSTワーカーのサポートを受けるといいと思います。
この記事が、作業療法士を続けるかどうかのヒントになれば嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ではでは、今日も生きててえらい!